【豆知識】
墓石の文字色には様々な意味があるようですが、 墓石に赤字で書かれている人は生きているという意味で使われるそうです。
建立者が亡くなった場合は、赤字抜きをすることが無難だとされています。
しかし、建立者の場合は赤字を抜かなくても問題ないです。
実際、赤字を抜くかどうかは個人の自由になります。
気になる方は赤字を抜く選択を取っても問題はありません。
【豆知識】
一般的に、お墓の赤字は、戒名(とくに生前戒名)や建立者の部分を表しています。また、赤字が入っている場合は、その彫刻が重要であることを示唆しています。お墓の文字には好みの色を入れることができますが、建立者名には赤色を入れることが多く、これは建立者が存命していることを表しています。
【豆知識】
墓石の種類には、以下のようなものがあります。
立石:縦長の石を立てて墓石とする形式です。基本的に、一つの立石に一つの墓を設けます。
横置石:横長の石を横向きに置いて墓石とする形式です。一つの横置石に複数の墓を設けることもあります。
塔型石:塔のような形状をした墓石で、一般的に高さがあるため、周りから目立ちやすい形式です。
和型石:日本の伝統的な墓石で、曲線的な形状をしています。独特の美しさがあります。
洋型石:西洋風のデザインが施された墓石で、近年は多くのデザインが存在します。
納骨堂:墓地内に作られた、骨を納めるための小さな建物です。一般的には、一つの納骨堂に複数の墓を設けます。
以上が、一般的によく見られる墓石の種類です。また、素材によっても墓石の種類が分かれます。大理石や花崗岩、石灰岩などがよく使われます。
【豆知識】
縁起物のお墓参りの風習
日本では、先祖を祀るためにお墓参りが行われますが、お墓参りには縁起物としての意味合いがあるとされています。たとえば、お参りする際には、必ず墓石の左側を通るようにすることが縁起がいいとされています。
これは一般的な迷信の一つであり、特に日本ではよく知られています。墓地の墓石の左側を通ることが縁起がいいとされている理由は、死者の霊が右側にいるとされ、左側を通ることで死者の霊を避けることができるからです。
しかし、このような迷信は科学的に証明されたものではありません。また、人々の信念や文化によって異なるため、一概に良いか悪いかと言い切ることはできません。
墓地を訪れる際には、周囲の環境やその場にいる人々に敬意を払い、適切な行動を心がけることが大切です。
【豆知識】
仏教
一般的な和墓は「角碑型(かくひがた)墓石」となっており、上から
① 棹石(さおいし)
② 上台石(じょうだいいし)
③ 下台石(げだいいし)/芝石(しばいし)です。
四段になると、下台石と上台石の間に、中台石(ちゅうだいいし)が加わります。
付属として、墓誌、外柵を設ける場合があります。
神道
基本は和墓と同じ造りですが、上部の棹石(さおいし)の頭頂部の形が尖っています(角兜巾型(かくときんがた))。これは、「三種の神器」のひとつである「草薙剣(くさなぎのつるぎ)」を模していると言われています。
また、神道ではお線香は用いないため香炉ではなくお供え用の「八足(はっそく)」と呼ばれる台を置きます。
正面の文字は、仏式では「〇〇家之墓」「〇〇家累代の墓」等がありますが、神式では「〇〇家奥津城(おくつき)」や、「〇〇家奥都城(おくつき)」と彫ります。(奥深い所にあって外部から遮られた境域という意味)
付属として、霊標(仏教での墓誌)、玉垣(仏教での外柵)を設ける場合があります。